2012年6月1日金曜日

メイジナイト・ボードゲーム会

最近は3日に1度はゲームしていて、さすがに生活の危機を感じる今日この頃。

2192: Invasion Earth



GM2012春発表の同人ゲーム。『宇宙戦艦ヤマト』の世界を舞台に、ガミラス侵略からヤマト完成までの闘いを描く、らしいが20年くらい前に劇場版(昔の)を観たことしかないので、かなり豚に真珠。

1回目はガミラス担当で、これはまずったかなと思っていたら終盤に押し切り勝ち。序盤は地球側が有利だが、地球汚染が進むにつれてガミラス側有利な印象。終盤近くまでいくとガミラスの猛攻に対して地球側は手も足も出ずといった感じ。

2回目は地球担当。地球が汚れちまってからでは遅いとばかりに相手本拠地に全戦力を差し向けるが、もう少し技術進歩を待ってからが良かったようで、痛恨の敗退。その後地球を落とされてお陀仏。

いまのところ地球は最初の3、4年が勝負な感じだが、他にも筋があるような。1時間かからないので、気軽に様々な戦術が試せそうだ。

メイジナイト・ボードゲーム(Mage Knight: Board Game



エッセン2011発表、フバティル御大の話題作。システムはデックビルドで少々手垢付きだが、プレイ感は他のデックビルドとは全く異なる。ワレスのA Few Acres of Snowと並び、デックビルドを新たなステージに運んだ1作だ。

しかしこのゲーム、とにかく煩雑である。基本システム(移動や戦闘など)はむしろ簡単なのだが、この場所では◯と△と☓ができる、この敵には◯は効くが△の威力が半減する、この部下はこの種の攻撃に対して抵抗力を持つ云々云々がとにかく馬鹿みたいに多い。慣れないうちは(五回やっても十分慣れるとは言えない!)サマリーとにらめっこだ。

そしてもちろん特殊カードの多いこと! 上級アクションに魔法にアーティファクト、カードではないがスキルタイルなんてのもあってテーブル全体がうじゃうじゃである。


しかしその煩雑さを乗り越えれば、このゲームは非常な満足感を与えてくれる。ファンタジー世界を旅する感覚、自分のデックの成長=キャラ成長の実感、ハンドマネジメントがうまくいって強敵を倒し、レベルアップできたときの喜び……。正直最後の得点計算は蛇足のようなもので、ファンタジー世界が満喫できればそれで十分なのだ、とすら言いたくなる。

だが単純なクエスト達成の代わりに得点計算があることで、どの分野で点を稼ごうかと、キャラ成長の方向性も初期から決めていかねばならず、より一層深みのあるプレイが必要とされるのだ。習熟すればするほど、より楽しみが増していく。

今回は王道シナリオと言うべきフル・コンクエストを。魔法サプライにあるカードをコピーできる上級アクションのおかげで難敵を撃破していくが、シティの隣に厄介な敵がいたおかげでもたつき、結局1つしかシティを落とせなかった。


久しぶりだったが、これはやはり良い。エッセン2011作品ならEclipseより好きかも知れない。しかしまず気合を入れないとプレイできないゲームでもある。プレイ時間は2時間半ほどだったが、相当疲れました。

Marquis(Marquis


出したカードに応じてお金をもらったり奪ったりあげたり、特殊能力を使ったり、カードに示された交換レートで宝石を買ったりする。と書くと結構面白そうなのだけど、良いのはコンポーネントだけ(特に金貨)。3人以上でやれば絡みが増えてコクも出そうなのは確かだが、結局は交換レート1:1のカードと暗殺カードの使い所に収斂されると思われるので、そこまで良くなるとも思えず……。

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