2013年2月20日水曜日

ロビンソン・クルーソー会とか

たまってるのが多いので簡潔にいくのです。
3日分をまとめて。


メイジナイト・ボードゲーム(Mageknight Boardgame)


タナカマさん、ヒガさんと。インスト役を仰せつかったが、半年以上間が空いているため、私もろくに覚えていないのであった。それでも雰囲気くらいは味わえたんじゃないかと思う。チュートリアルシナリオではなく、フルコンクエストを3ラウンドだけやることにしたのも正解だった。チュートリアルだとタイルが順番に出てくるのでろくにレベルアップできないのだけど、ランダムなら強敵を上手く倒せれば速攻で強くなれる。3ラウンド目開始時には皆レベル3だったし、このまま6ラウンドやれば、Cityもすべて落とせたんじゃなかろうか。

PvPを入れなければインタラクションは場所の取り合いくらいしかない。上達すればこの取り合いがかなり熱いわけだが、それまではソロプレイ感覚が強い。そしてPvPを入れるのは、相当慣れてからでないとおすすめできない。なので3人以上のプレイはゲーム時間を延ばすだけになりがちで、やはり2人がベストだろう。



ロビンソン・クルーソー:呪われた島の冒険

(Robinson Crusoe: Adventure on the Cursed Island)


ポーランドの雄、Portalのエッセン2012新作。作者はここの主力デザイナーであるIgnacy Trzewiczek。『51番目の州』、『プレタポルテ』、『コンヴォイ』のひと。これらと同様、このゲームも特殊カード大量で要素が多くてごちゃごちゃしてて、いろんなところが不親切だ。それでも初期のものに比べたら、ルールライティングは相当解りやすくなった感を受ける。

制作発表時、協力ゲームに不可避的についてくる「奉行問題」をついに解決しましたと謳っており、孤島サバイバルの個人的琴線テーマともあいまって、期待に胸をふくらませていた。ところがいざルールを読んでみると複雑ではあるのだが骨子は普通の協力ゲームで、「奉行問題」を避けているというのはまさか「紛糾したときはスタートプレイヤーが決定する」ということではあるまいなと思いつつもそれ以外に見当たらず、そうだとすればもう余り魅力も感じられなくなってしまい、興味をほぼ失っていた。だがゲームはやらねば始まらないのであり、お誘いを受けたのを良い機会に挑戦することにした。タナカマさん、タカタさん、ナガミネさんと。

詳細を説明すると長くなるのですっ飛ばすこととして、要素てんこもりの協力ゲームと考えて外れではない。おまけにシナリオが大量についていて、異なった目標設定で遊べるのでリプレイ価値はかなりある。難易度は最初のシナリオでもかなり高めで、実際目標達成の目処もたたないままにあっけなく敗北した。ToDoが多すぎて手が全然足らない感じで、序盤から綿密に計画を立てて行かなければならない。終了後の感想戦も盛り上がり(良いゲームの条件の1つだろう)、時間の関係で無理だったがすぐさま再戦したくなる。やり込み協力ゲームが好きなひとには文句なくおすすめだ。ただしカードテキストやキャラクター特殊能力はかなり多めで、プレイ時間も初期シナリオで2時間程度かかる。インスト時間も他の重量級ユーロと同程度かかると見たほうが良い。

そして「奉行問題」は回避できていない。ただ前述のとおり要素が多いので、1人が全状況を把握するのはかなり慣れていないと難しく、それがバランサーとして働いている。そうは言っても熟練度があまりに違うプレイヤーと同卓するのは、他の協力ゲームと同じくあまりおすすめできないところではある。ただしこれはプレイヤー個人のプレイスタイルに大きく依存するので、もちろん絶対ではないのだけれど。


センチネルズ・オブ・ザ・マルチバース(Sentinels of the Multiverse)


オビ湾卿、たむらさん、ナガミネさん、タカタさん、COQさんと。

こちらも協力ゲームだが、「奉行問題」がどうのとか、そーいうのはどうでもいい系。アメコミヒーロー大集合世界(といってもマーベルとかじゃなくて、独自アメコミヒーロー)を愛するひとのためのゲームだ。Characteristics of Gamesで奉行回避手法の1つとされているロールプレイを採用した作品と見なせるわけだけれども、そこから愛の足りない私がどうのこうのとしゃらくさい論評を加えても何にもならぬ。愛がほとばしっている以下の記事を読み、その強度にただ震えるべきだ。

ビッグバントーナメント第三十八夜~マルチバースを覆う影

紹介:センチネルズ・オブ・ザ・マルチバース


スカイライン(Skyline)


値段を度外視すれば、悪くないフィラーダイスゲーム。ロールに気合が入るし(ダイスは念じてなんぼでしょ)、15分で終わるし。ダイスの視認性が悪いのが遺憾。


キーウッド(Keywood)


1995年発売の、キーシリーズ第1作。たびたび「やりたいやりたい」と言っていたら、ボードゲーマーにとって「宝物庫」という比喩がぴったりの、moonさんのゲーム倉庫でプレイさせてもらう機会を得た。感謝の念にたえない。

かろくさん、ふうかさん、moonさんと。
ちょっとしたルールミスがあったため、詳細は次回時に。ただこのゲームの主要な特性であると思われる「どろどろ村社会感」は十分に味わえたので、とても満足。


レガシー:時の歯車(Legacy: Gears of Time)


得点計算がかなりめんどくさいことを除けば、やはり良質なゲーマーズゲームと言える。カード構成を把握すれば7並べ的カード止めも容易であり、他のインタラクションも相当に濃厚なので、結構マルチ的な感じだ。そういえば鉄道経営系ゲームを好むひとがこれをほめているのを散見するが、確かに意外と似ているかも。

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